「提案文の書き方がわからない!」
そこで今回は受注率を飛躍的に上げるための提案文の作成ポイントをご紹介します!
- Webライターにおける「提案文」とは何か。
- クラウドソーシングでの受注率を上げるために必要な「提案文」に盛り込むべき内容、観点
- 「提案文」に”絶対に”入れてはいけないキーワード
本記事の信憑性
私は2020年12月より、副業という形でWebライター業務を行っています。
はじめたての頃は、案件を受注するのに苦労しましたが改善や工夫を重ねた結果、受注率は50%を保つことが出来ています。
ご参考までにLancers(ランサーズ)の受注実績を以下のとおり添付します。
2021年10月時点で、提案数30件に対し、受注数が15件で50%です。
Webライターにおける「提案文」とは
「提案文」とは、Crowdworks(クラウドワークス)やLancers(ランサーズ)などのクラウドソーシングサービス経由で何かしらの仕事を受けるために、発注者に対して「応募」する際に記載する文です。そのため、提案文を送らない限りはクラウドソーシングで仕事を受けることができません。
クライアントに対して「提案文」を送る行為のことを、クラウドワークスでは「応募」、ランサーズでは「提案」と表現されています。
効果的な「提案文」を書く手順
ここからは「提案文」を書く手順について説明します。ここで紹介するやり方はあくまで「ヨシビズ式」のやり方ですので、この通りに必ずやらないといけないというわけではございませんがご参考になれば幸いです。
勢いでいきなり案件をひたすら探して応募をするというやり方があるかと思いますが、私としては冷静に分析を行いながら進めていった方が、結果的に少ない時間で最大の効果を発揮するのではないかと考えます。
①己を知る(自己分析を行い自分の強み・軸を把握する)
まずは、自分自身の知ることが重要です。自分自身を知るということは、「自分の強みは何か」や「自分が届けたい相手は誰なのか」を明らかにすることです。
例えば、モノを売るためには売りたい商品の良い点やセールスポイント、販売したい相手(ターゲット)を把握する必要があると思います。これはWebライターの世界でも同様です。
自分の強みを知る術は様々な方法があります。自分の現在行っている仕事から強みを模索することもできますし、プライベートの特技や特技から探すのも手でしょう。事実、私もサッカー観戦が好きで誰よりもサッカーが詳しいという理由だけで、サッカーに関する案件を受注したこともあります。
②案件の内容を”理解”する
次に案件の募集要項に記載されている案件の内容を徹底的に理解しましょう。ここでいう「理解」はなんとなく内容を把握するのではなく、以下の点を意識して募集要項を読んでいただきたいです。
②媒体(ブログ、コラム、記事)の読み手が誰なのか?その媒体が抱えている課題は何か?
③募集要項や募集内容などに記載されている質問や求められている情報がなにか?
特に上記①の自分の強みや書きたい内容に合致しているかどうかという点が特に重要です。自分の強みが求められているスキルと合致しているのであれば、クライアントのニーズに沿うことになるため。それだけで受注できるチャンスが大きくなります。またそれが自身が書きたい内容であれば、モチベーションも上がります。
②の媒体の読み手と現状抱えている課題を理解するためには、応募要項に掲載されているブログやコラムにアクセスし、自分なりにその媒体にどういった問題を抱えているのかを分析してみると良いでしょう。またその媒体の読み手を意識することで媒体が抱える問題や課題が表面化してくることもあります。
ここの問題や課題を見つけ出さない限り、受注率というのは上がらないといっても過言ではありません。
③に記載の質問事項や求められている情報が書いているかどうかのチェックも忘れずに実施ください。
③「提案文」を書く
自分とクライアントに関する理解が深まったところで、クライアントに対する提案文を書いていきましょう。次章に「提案文の書き方」についてご説明します。
提案文の書き方
ここからは提案文の具体的な書き方についてご説明します。
提案文作成において絶対にやってはいけないこと
まずは提案文を作成するうえで絶対にやってはいけないことを3点挙げます。
①初心者だと名乗る
よく自分が初心者であることを伝えるライターが多いですが、はっきり言って「百害あって一利なし」です。普通に考えてみてください。もしもあなたが入院して難しい外科手術を受けることとなったとします。そこで、もしあなたの担当医者から「手術に関しては初心者です」と伝えられた際はどのような心情になりますでしょうか?おそらく多くの方は「不安」に感じられたのでは、と思います。
どのような仕事もそうですが、クライアントに対しては何事も安心を届けることを優先に考えるべきです。
②応募要項に記載している質問に答えない
応募要項に記載されている質問事項には必ず答えてください。応募要項に記載されている質問は「クライアントが最も望む情報」なのです。そのため、そこは真摯に質問に答えてクライアントに悪い印象を与えないでください。質問に答えないと、「このライターはマニュアルも読めないのでは?」といったマイナスの印象を与えますのでご注意ください。
③単なる自己紹介で終わらせない
よくありがちなのは、単に自分の経歴や強みだけを列挙し、提案文ではなく単なる自己紹介に終始してしまうパターンです。自分自身をアピールすることも大事ですが、クライアントが抱えている課題を解決する術を提案することが重要です。
提案文に書くべき内容
クライアントが提案文からどういったものを読み取ろうとしているのかについて知ることもとても重要です。具体的にはクライアントがライターに求めるものは主に以下のものが挙げられます。
②分かりやすい・読みやすい文章が書けそうか?
③求めている記事のジャンルに精通しているのか?
④着実に期限内に終わせることができるのか?誠実な対応がなされるかどうか?
自分の職業や担当業務についての紹介
まずは自分が何者なのか、職業や担当業務について簡単に2~3行程度で紹介してください。もしもクライアントが求めるスキルに合致するような職業や業務をされている場合は詳しく書いてあげても良いでしょう。
スキル・経験をアピールする
もしも自分の強み(保有しているスキルや経験)がクライアントが求めるスキルと合致する場合はアピールをしてください。
課題に対する提案を行う
「提案文」というからにはやはりクライアントに対しての「提案」が必要です。クライアントが感じているであろう課題を解決するための選択肢を提示していきましょう。ここで重要なのは多くの提案を挙げるといった「量」の話ではなく、着実に課題をつぶすことのできる提案を挙げるような形で「質」を求めるようにしてください。そして、クライアントが課題を解決できるための具体的なイメージができるような提案を心がけるようにしてください。
基本的な論理構造としては、以下の形になります。
※課題の提示+相手の状況をよく理解しているというアピール
↓
②その課題は私が保有してる△△のスキルを用いることにより〇〇の課題を解決できる。
※着実に課題をつぶせるというアピール
↓
③具体的には□□という企画案(構成案)を描いている。
※具体的な施策を提示し、課題が着実に解決できそうなイメージを持ってもらう
提案文テンプレート
下記に私が実際に使っている提案文をベースにテンプレートを作りました。
見てわかりますとおり決して長くはありません。
伝えるべきポイントさえ押さえておけば何ら問題がないですし、クライアントも忙しいです。忙しい中無駄に長い文章を読むのもストレスになりかねないです。そのため、長さにこだわる必要はありません。
【自己紹介】
私は○○(職業)で、現在は主に○○(業務)を担当しております。
【自分のこれまでの経験を2~3行で説明する】
【自分がどういった知識・スキルを保有しているのかを説明する】
(例:私は、○○の経験がございまして、〇〇に対する知見がございます。)
【クライアントが持っている課題を解決するための提案をする】
(例:○○様のページを拝見しましたところ、○○といった課題が存在すると理解しており、私の○○の経験により〇〇様が抱えている○○という課題を解決ができると考えます。
既に私の中でいくつかの企画案が思い浮かんでおります。
・企画案
「xxxxxxxxxxx8選」
「xxxxxxxxxxxxx」
「xxxxxxxxxxxxxx」
)
<職歴>
20xx年4月:○○株式会社 入社
20xx年5月:株式会社△△ 転職
<最終学歴>
○○大学 ○○学部 ○○学科
<資格>
xxxxx試験合格
TOEIC990点
【資格欄には保持している資格を全て記載してください。特にクライアントが求めるスキルを保有していることの証明となる資格は確実に書いてください】